ルーシー・リーの器もまた、
繊細で美しいブルーの器です。
ルーシーは、ブルーの器ばかりを作っていた人ではありませんが、
2010年に国立新美術館で開催された
「ウィーン、ロンドン、都市を生きた陶芸家 ルーシー・リー」展では、
メインビジュアルに「青釉鉢」が使われたほどで、
それもまた美しい佇まいでした。
この展覧会では、ピンクやイエロー、そしてコバルトブルーなど、
彼女の魅力の一つに器の鮮やかな色合いがあります。
細かい線が丁寧に丁寧に描かれていたり、
そして、とにかくフォルムが美しいのです。
あまりにすべてが美しく、魅了されてしまい、
その後、益子でも開催された展覧会へも足を運んで見に行ったほどです。
繊細な手が紡ぎ出す、繊細で美しいフォルムの器たちでした。