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Blue Moment

湯河原リトリート①

朝起きて、リトリートの準備をする。
少し大きめの荷物を持って駅へ。

今日から二日間、kokoさん主催のリトリートへ参加するために、湯河原へと向かう。

JR川崎駅で人身事故のため、ダイヤが乱れているが、
品川から無事に東海道線に乗って、湯河原へ。
途中でボックス席に座れて、窓の外を見ながら行く。

11時半すぎに、湯河原へ到着。
小雨の中、Good day cafe へ。
ドアを開けて中へ入ると、子犬が嬉しそうに近寄ってきて、とても可愛い♡
カフェは男の人が一人で切り盛りしていた。
イナダのフリッターのプレートランチを注文。
いろんな食材が、色とりどり入っていて美味しい。

そのあと、ご縁の杜へ向かう。
集合時間は13時30分とのことで、13時過ぎに宿に着く。

宿に着いても誰もいなくて、しばらくボーッと座って待っている。

少し経って、美しいユリの花を持った女性が入ってきて、
「kokoさんのリトリートに参加ですか?」と聞かれ、
そうです、と答えると、別のところなので一緒に行きましょう、と案内してもらう。
彼女はユリの花を生ける花瓶を探しに来たようだ。

動きやすい格好で集合、ということで、
動きやすい青のロングワンピースの下にレギンスをはいて、準備完了。

祭壇に飾るために持参した、父からもらったアマゼツのブレスレットを置く。

最初にエネルギーワークをして、
自己紹介と、祭壇に飾ったモノのエピソードや、コロナについてのそれぞれの見解を話す。

そのあと2人1組になって、呼吸を深めるワーク。

一旦チェックインして、再び集合。

後半はブレスワーク。
Kokoさんのブレスワークを受けるのは2回目。
前回の池上本願寺では、完全に寝てしまったので、
まったく覚えていない。

今日はとにかく、呼吸に集中しようと意識する。

吸って、吐いて、吸って、吐いて。その繰り返し。
吐くときは「ハァ〜」と声を出す。

流れている曲がすごく心地いい。

Kokoさんのガイドで、呼吸は徐々に徐々に速くしていく。
それと同時に、曲もだんだんと力強いものになっていき、
曲が最高に盛り上がる山場を迎えたときに
「ハァ〜」と声に出して息を吐くと同時に
自分の中から、吐く息と一緒に何か、
感情がどばどばどばーっと出たのがわかる。

こみ上げるものがあり、自分の中から吐き出されるように、感情が私の中から削ぎ落とされるように出ていく。

長年溜めてきた苦しさみたいなもの。言葉では言い表せないもの。
もう肩の荷を下ろしていいんだよ、というような、肩の荷のようなもの。

涙も一緒に出た。

自分の中から、何かよくわからないけど、
感情がどばーっと出て、力が抜けて楽になるのを感じる。

涙も拭かず、そのまま呼吸を続ける。

その山場のあと、少しずつ曲も緩やかになり、
ふと、父とのことを思い出し、幼い頃はいろんな嫌なことがあり、
大嫌いだった存在の父が、今ではすっかり仲良くなり、良い関係になれたことが本当に嬉しいなぁと思っていたら、
「I love you〜」という優しい曲が、まさにぴったりのタイミングで流れてきて、再び涙がこぼれる。
自分の中の優しい涙。
優しさに包まれた時の、安心感のある温かい涙。
生まれてきてよかった。と思う。

その時間に、ゆっくりゆっくり身をゆだねる。
そしてひたすら呼吸に意識を向ける。

そのあと、kokoさんがいい香りのオイルで、
頭を軽く持ち上げて、マッサージしてくれたのが
とても心地よくて、幸せな時間に。

涙は拭かず、流れたまま、
ただただその場に身をゆだねる。

そして終焉(ラスト)へと向かっていく。

ブレスワーク直後に書いたなぐり書きの文章。
・・・・・・・・・・・・・・・・
何かが自分の中から出た。
涙が出た。
何が出たのかはわからない。
選曲もあったかもしれない。
感情が高ぶる曲。
でも、それで、出た。

デトックス。
感情を出すという、自分の中からいろんなものを出す。

変わるということは、すべてを出して、
本来の自分に戻ること。
それを実感する。体験として。

父とのいろんなことがよみがえり、
でも今は愛おしい、そんなことを思ったら、
I love you 〜 の曲がちょうど流れてきて、
また涙が流れる。
みんな幸せになるために生まれてきた。ということを実感する。
高い高い視点から見た感じ。

今までやったブレスワークの中で、一番強烈で、
一番パワフルだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・

新しい自分になるとは、
本来の自分に戻ること。

不要なものを、削ぎ落としていった先には、
本来の、本質的な自分になっていく。

それを身をもって体験する時間となった。

頭で考えたり、教えられた知識としてではなく、
実感として。

あぁ、自分はまた一つ、何かを削ぎ落とすことができて、軽くなったんだな、と。

曲が終わり、ブレスワークが終わり、
静かになった空間に、しばらく横たわったまま身を置く。

起き出している人もいるけど、
私はしばらく余韻に浸る。

すごいパワフルな体験だった。

今まで受けたブレスワークのなかで、
一番パワフルですごい体験だった。

息を吐く、という行為だけなのに、
こんなに感情がゆさぶられ、
抑え込まれていた感情が出てゆく。

自分の名前をSARAに改名して、断食もして、
今回、感情も出し切って、
心もカラダもデトックスをして、
もっともっと身軽になりたいと思う。

風のようにサラサラと、
「今」を心地よく軽やかに流れていく。

時には風が種子を運ぶように何かを運び、
時には大気のうねりのように、大空を移ろい駆け抜けていく。

爽やかな風のように生きていきたい。

夏を映す 青と白 磁器とガラスの二人展

湯河原リトリート②

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